割安株の見つけ方

割安株の見つけ方は人により様々です。このページでは、一般的な割安株の見つけ方について紹介しています。割安株の見つけ方を学び、じゃんじゃん儲けましょう。



当ページを見失わないために、まずはお気に入りに追加をどうぞ。
割安株net内を検索するには、こちらをどうぞ。

割安株の見つけ方

割安株はどのようにして見つければよいのでしょうか?

割安株を見つけるステップは3つに分けられると思います。(1)投資基準を明確にする、(2)投資先候補をピックアップする、(3)投資基準に合致するかをチェックする、です。では、これらを順に見ていきましょう。

まず最初に投資基準を明確にする必要があると思います。例えば、著名投資家であるウォーレン・バフェットは投資する基準として、事業の内容を理解でき、長期的に業績が良いことが予想され、経営者に能力があり、魅力的な価格であるということを挙げています。このように、指標的に割安であっても、業績が悪かったり、将来性がなければ、投資先として不適格ですので、その辺を考慮して基準を決定します。

次に投資先候補をピックアップします。ピックアップの方法は様々です。ネット証券会社が提供しているスクリーニング機能を使ったり、四季報・日経会社情報を眺めたり、新聞・雑誌の記事やニュースで気になる企業をチェックしたり、日常生活で利用した商品やサービスからヒントを得たりなどして投資先候補をピックアップします。この段階でピックアップした銘柄が大まかに割安であることを確認しておきます。

最後にピックアップした会社が先に決めた投資基準に合っているかを確認します。四季報・日経会社情報で調べたり、投資先候補企業のホームページのIR情報から有価証券報告書等を入手して調べたりします。有価証券報告書は、金融庁のEDINETというサービスを利用しても入手できます。



割安株の投資基準は何を元に決めればよいのでしょう?

投資基準は人それぞれですが、あらかじめ決めておいた方がよいと思います。その方が迷いがなくなるからです。株価が割安であることはもちろん、長期に渡って好業績を残せる企業を選ばなくてはなりません。基準は株価面、業績面、財務面、その他数字に表れないものに分けて考えるとわかりやすいでしょう。

株価面では、PER、PBR、配当利回りなどの指標がどれくらいの水準のものを購入するのかを決めます。

業績面で重要なのは、やはりEPS(1株当たり利益)です。EPSが長期に渡り増加傾向で将来的にも増加が見込める銘柄である必要があります。また、売上高、営業利益、経常利益、純利益も基準の対象とするとよいでしょう。

財務面では、自己資本比率やROE(株主資本利益率)、有利子負債が重要です。自己資本比率が十分に高いこと、ROEが長期にわたって高い値であること、有利子負債が少ないことなどが条件になると思います。また、キャッシュフローも基準の対象とするとよいでしょう。

その他、数字に表せない基準には、経営者の能力、扱う商品・サービスの価値などがあります。経営者の能力は、実際にあって話をできれば一番いいのですがそういう訳にもいかないでしょうから、経営方針やインタビュー、その人の書いた文章などで判断することになるでしょう。扱う商品・サービスの価値は、それらにブランド力・価格競争力があるか等を基準にします。

PERやPBR、EPSなどの指標の見方はこちらにありますので、ここでは、業績や財務の基本的な見方を学びましょう。まずは、業績の基本的な見方です。

業績の基本的な見方

企業の業績はどのように見ればよいのでしょうか?

業績を見る上で重要な項目は、売上高、営業利益、経常利益、純利益、EPSでしょう。EPSについては、既に説明しましたので、残りの項目を見てみましょう。

売上高とは、企業が製品を販売したり、サービスを提供するなどして得た収入のことです。金融関係や証券関係の企業では経常収益、営業収益と表現されたりします。

営業利益とは、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いた利益です。本業での儲けを示します。

営業利益 = 売上高 − (売上原価 + 販売費及び一般管理費)

経常利益とは、営業利益に営業外収益を加え営業外費用を差し引いた利益のことです。営業外収益とは、本業以外の活動によって得られる収益のことで、例えば預貯金の利息や株式の配当金等です。営業外費用とは、本業以外の活動によって発生する費用で、例えば借入金に対する利息等です。営業利益が赤字で経常利益が黒字であった場合は、その理由をよく調べる必要があるでしょう。

経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用

純利益とは、経常利益に特別利益や特別損失を加減し、さらに法人税等を差し引いたものです。特別利益・特別損失とは、一時的に発生する(毎年は発生しない)利益や損失のことです。営業利益・経常利益が赤字で純利益が黒字であった場合は、その理由をよく調べる必要があるでしょう。

純利益 = 経常利益 + 特別利益 − 特別損失 − 法人税等

売上高、営業利益、経常利益、純利益は、いずれも長期に渡って増加傾向であることが望ましいでしょう。

続いては財務です。

財務の基本的な見方

企業の財務はどのように見ればよいのでしょうか?

財務面の重要な指標としては、自己資本比率やROE(株主資本利益率)、有利子負債、キャッシュフロー等があります。ROEについては、こちらのページの後半で、既に説明しましたので、残りの項目を見てみましょう。

株主資本比率とは、資産のうちで株主資本(自己資本)が占める割合のことです。自己資本比率ともいいます。株主資本比率が高ければ財務的に安全性が高いといえます。株主資本比率が高いということは、逆にいうと資産のうちで負債が占める割合が低く、倒産する確率が低いということだからです。

株主資本比率 = 株主資本 ÷ 資産 × 100

有利子負債とは、金利をつけて返済しなければならない負債のことです。具体的には、銀行などから借りた借入金や社債の発行などで市場で調達した資金の償還額を指します。有利子負債は少なければ少ないほど財務的に安全性が高いといえるでしょう。有利子負債が利益剰余金よりも少なければ、すぐに返せる程度の負債と解釈できますので安全性が高いかと思います。逆に利益剰余金に比べて極端に負債が多い企業は注意が必要となります。

キャッシュフローはどのように見ればよいのでしょう?

キャッシュフローとは、文字通り「現金の流れ」のことです。流れのうち「流入」をキャッシュ・インフロー、「流出」をキャッシュ・アウトフローといい、キャッシュフローは流入から流出を差し引いたものになります。

企業同士で商品やサービスを売買する際には、通常、現金は後でまとめて受け渡しすることが一般的です。つまり、掛けで取引を行うということですね。そのため、損益計算書上の利益と実際に企業の手元にある現金との間にはずれがあります。資金繰りがうまくいっていないと損益計算書上利益が出ていても黒字倒産してしまうということもあり得ます。そのため、キャッシュフローは財務的に重要な指標といえます。キャッシュフローには、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの3種類があります。

営業キャッシュフローとは、営業活動による現金の出入りのことです。商品販売やサービス提供で得た収入から、仕入れや営業活動に必要な諸費用を差し引くなどして計算します。営業キャッシュフローが多い企業ほど、外部からの資金調達に依存する割合が少なく、財務的に安全性が高いといえるでしょう。

投資キャッシュフローとは、土地等の固定資産や有価証券の取得・売却等による現金の出入りのことです。

例えば、設備投資等で現金が出て行けば、投資キャッシュフローはマイナスに、保有株式を売却すると投資キャッシュフローはプラスになります。通常の事業活動では投資で現金が入ることはあまりありませんので、投資キャッシュフローはマイナスであることが多いです。しかし、業績が苦しい会社で、工場を売って現金を得たりすると投資キャッシュフローがプラスになることがあります。営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを差し引いた額がプラスであれば、概ね良い状態といえるでしょう。

財務キャッシュフローとは、長期および短期の借入金で資金調達したり、借入金を返済したりすることにより発生した現金の出入りのことです。

例えば、借入金を返済すると財務キャッシュフローはマイナスに、新規の借り入れを行うと財務キャッシュフローはプラスとなります。通常、借入金の返済がありますので、財務キャッシュフローはマイナスであることが多いです。ただ、新規に大きな借り入れを行った場合は、財務キャッシュフローはプラスになります。財務キャッシュフローが極端に多い時は、その理由をチェックする必要があるでしょう。